中性脂肪を飲み物でも減らす!お茶・豆乳が手軽でおすすめ

中性脂肪は食事に気をつけて運動もすることに加えて、飲み物でも効果的に減らすことができます。

どのような飲み物が中性脂肪にいいのか、ご紹介していきます。手軽に始められますよ。

お茶(カテキン)

日本人になじみのあるお茶には中性脂肪を減らす効果に期待ができます。ちなみに、中性脂肪を減らすことができるのはカテキンと呼ばれる成分のおかげなので、カテキンを含まない麦茶には中性脂肪を減らす効果に期待ができないので注意してくださいね。

カテキンを多く含むお茶は緑茶、煎茶、番茶、ほうじ茶などです。

カテキンはポリフェノールの一種でお茶に苦みを与えている成分です。
体内で様々な効果を発揮することで知られていますが、その中でも油脂に対する抗酸化作用は昔から注目されている作用です。

中性脂肪は肝臓や脂肪細胞の中に蓄えられ、エネルギー源として使われます。多量に摂取すると体脂肪として蓄積されていくのですが、お茶に含まれているカテキンは脂質の吸収を抑えながら糞便への脂質の排出を促進します。

この作用によって中性脂肪の蓄積を抑制することができます。

豆乳(大豆タンパク質、レシチン)

豆乳は大豆から作られる飲み物です。大豆に含まれる大豆たんぱく質、サポニン、レシチン、イソフラボンといった様々な栄養素を一度に摂取することができるため健康にとても良いとされています。

その中でも大豆たんぱく質とレシチンが中性脂肪に対してどのように作用するのかを紹介します。

大豆たんぱく質

食事に含まれるコレステロールは肝臓の中で胆汁酸と結合することで吸収されやすい形になり小腸へ送られます。

しかし、大豆たんぱく質を摂取すると胆汁酸はコレステロールではなく大豆たんぱく質と結合します。
そうすると結合されなかったコレステロールは吸収されることなく、体外に排出されるため中性脂肪の生成が行われません。

レシチン

レシチンは水にも油にも溶ける性質を持っており、脂肪を分解したり脂肪を固まらせないようにする作用があります。
この作用によって血液の中を浮遊しているコレステロールを溶かして体外へ排出する働きをサポートします。

アマチャヅルのハーブティー(サポニン)

サポニンは豆乳にも含まれていますが、アマチャヅルのハーブティーにも豊富に含まれています。

サポニンは腸で吸収されたブドウ糖が脂肪酸と合わさることを防ぎ、余分な脂肪が蓄積しないように抑制する効果があります。
また、アディポネクチンという成分の分泌を促進する働きもあります。
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される物質なのですが、動脈硬化や糖尿病を予防し体内の中性脂肪の燃焼をサポートする働きがあります。

サポニンには高い抗酸化作用もあり、それによって体内の悪玉コレステロールの増加や蓄積を防ぎますし、血流の改善効果も高いため中性脂肪が増加することによって起こる血管系の病気の予防に非常に効果的です。

ヴァームなどの健康飲料

ヴァームは株式会社明示が開発した商品の総称です。正式には「VAAM」といい、Vespa Amino Acid Mixtureを略している造語でスズメバチアミノ酸混合物と訳します。

一切栄養を摂らずに1日に100kmもの距離を移動するスズメバチが分泌する液を元に作られた製品で、運動を効率的に行うために開発されました。
17種類のアミノ酸が配合されているヴァームには体内で脂肪をエネルギーに変える働きがあるため、有酸素運動と組み合わせてダイエットに利用する人が増えてきています。

脂肪をエネルギーとして消費する有酸素運動と一緒に摂取することで運動のパフォーマンスが向上し、中性脂肪の代謝が活発化します。
飲むだけで効果があるわけではないので、必ず運動と一緒に摂取するように心がけてくださいね。

飲み過ぎに注意して!

中性脂肪に効果のある飲み物を紹介しましたが、くれぐれも飲みすぎには注意が必要です。

お茶に含まれるカテキンは1日に1000mgほど摂取しても大丈夫と言われています。(お茶1杯で100mg程度)
しかし、カテキンが含まれるお茶にはカフェインも含まれているため、カフェインの作用による興奮や不眠といった効果に気を付ける必要があります。

また、お茶に含まれるタンニンは鉄分と結びつきやすいので摂取のし過ぎで貧血を引き起こす危険性もあります。

豆乳の場合、大豆に含まれるイソフラボンに上限が決められています。豆乳1パックにはイソフラボンが50mg含まれていますが、イソフラボンの1日の摂取量の上限は75gです。
これ以上の量を毎日摂取すると女性ホルモンのバランスが崩れ、女性ならば子宮がんや子宮内膜症といった病気のリスクが高まりますので注意しましょう。

健康のために中性脂肪を減らすことはとても大切なことです。しかし、いくら中性脂肪を減らす効果があるといっても飲みすぎてしまっては体にとって毒となる可能性もあります。
飲み物だけに頼らず、日ごろの食事や運動などにも気をつかい、上手に中性脂肪を減らしていくようにしましょう。

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